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2009年03月03日

遊牧民

私の趣味は武田さんと同じく旅行です。大学を卒業してからしばらく、留学なども兼ねてあちこち行っておりました。

 一番楽しかった国は、10ヶ月近く滞在したこともあって、イスラエルです。イスラエルというと、危険なイメージがあるかもしれませんが、いろんな側面をもっている大変興味深い国です。政治的には議会制民主主義、経済的には先進国、宗教的にはユダヤ教を中心とする多宗教、民族的には混血多民族、となっています。

 現地では、国連職員(UNV)のSさんのところで、教育事業を手伝う代わりに居候させていただきました。教育事業というのは、イスラエル領内・パレスチナ自治区を問わず、常設型と移動型の図書館機能を提供する、というものです。

中でも印象的だったのは、ベドウィン(遊牧民)の子供たちへの活動です。ベドウィンは砂漠に点在して居住しているため、車で行くことはできないので、ロバに乗って向かいます。

 週に2回程度の訪問ですが、なかなか貸し出しも順調で、うまくいったと思います。ベドウィンは現在はテントを作って定住しているため、多くの人がその地で産まれ、その地で死んでいきます。1キロメートル四方の生活圏から死ぬまで出ない人もたくさんいます。お墓も単に石を置いただけの簡素なもので、もちろん名前も刻まれません。ほんの数キロ先では、イスラエル人が豊かな生活をしているのですが、その生活格差は凄まじいものです。

Sさんはその後もイラクなどで活躍されていますので、近況を聞くたびに自分も頑張らねば、と考えさせられます。

 良い悪いは別にして、途上国にいる外国人は変わり者が多いような気がします。そういった人たちと交流を持てることも、旅の一つの楽しみです。今度はチベットに行きたいと考えていますが、おそらく当分無理でしょう・・。

尾﨑

posted by at 10:58| 日々のあれこれ